淡路のはも

鱧鍋が早くも注目集め始める

4月に入ってようやく咲き始めた感のある神戸の桜も昨夜の雨で一気に散り始めたようです。

桜流しの雨。

古い言葉はいちいち綺麗です。

 

それにしても本当に桜の花は儚いですねぇ。見頃と思ったのも束の間でした。 私は人混みがとことん苦手なのでお花見には行かず車窓から眺めるぐらいで十分なのですが、きっと昨日は花見客も多かったんだろうなと思います。

鱧鍋がすでに注目集めているという驚き

話が急に変わりますが、最近のアクセス解析をしてみるとやけに「鱧(はも)」が見られているようです。

少し前までブリしゃぶ売っていたぐらいなのに、もう鱧鍋かと驚きを禁じえません(嬉しいことですが)。

 

他の鍋ならまだ用意できないこともないのですが、ハモに関しては早くても来月頭ぐらいでしょうか。 鱧は回遊魚ではないので同じ海域にとどまっていますが、冬眠というか冬の間は岩陰にひそんでじっとしているので、まぁまず網にはかかりません。

早起きの鱧が偶然網に掛かり出すのが4月終わり頃。

ハモがある程度出回りだすのが5月中旬。しかしこの頃はまだ小さいものが多かったり脂のりも薄かったりなので、ちゃんと売り出せるのは5月も下旬に入る頃でしょう。

 

梅雨どきになると、産卵の為に沿岸まで近づいてくるので、一般的には6月頃からが鱧のシーズンと言われます。

「梅雨の雨をのんで鱧は美味しくなる」と言われるのはこの辺が理由でしょう。別に雨水のんだから美味しくなっているというわけではないですが。

鱧しゃぶだけでなく、鱧すきもお試しください

アクセス解析に話を戻すと、残念ながらやはり「鱧しゃぶ」の方が「鱧すき」よりも圧倒的に多いです。

 

鱧しゃぶは鱧しゃぶで美味しいのですが、当店としては折角なら「淡路島の鱧すき」をぜひお試しいただきたいところです。

 

淡路島、と言っても関西圏外の方には馴染みのない名前だと思いますが、平安時代から京の帝に鱧を献上していた国内随一の鱧の名産地です。そもそも京都で鱧は獲れませんからね。ちなみに読みは「あわじしま」です。

 

そんな淡路島で考案され食べられているのは「はもすき」。 味付けした出汁と玉葱を使う鱧鍋なので、鱧しゃぶとは趣も食感も味も全然違いますが、本当に美味しいです。

当店も毎年全力で鱧すきと淡路島を推しているので、淡路島観光協会に表彰してもらいたいぐらいです。

 

特に関東以北ではハモ自体に馴染みが薄いので、鱧鍋と言ってもぴんと来ないのは仕方がないと思っていますが、何かの縁でこのブログをお読みいただけたのであれば、ぜひ一度は鱧すき鍋もお試しください。 (とは言え5月下旬までは無理なのですが。 )

 

昨年は5月15日から販売できたと記憶していますので、今年ももしかすると早いかも知れません。 鱧鍋がはじまりましたら、追ってご案内いたします。

今年の夏も鱧鍋、できれば淡路の鱧すきをよろしくお願いします。

 

ではでは。